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2021秋 AIUデザインLAB活動報告(2021/11/20-21)ー 1日目

Updated: Dec 7, 2021


2021年11月20日-21日の二日間にわたり、国際教養大学(AIU)にてデザインLAB 「デザイン思考ワークショップ」を開催いたしました。学生8名、社会人6名の計14名にご参加いただき、完全対面型ワークショップとなりました。2日間のワークショップの様子を写真等を交えてご紹介していきます。

※検温、消毒及びマスク着用等の感染対策を徹底し、参加者の皆さまのご協力のもと実施しております


内容

1日目 (11月20日)

  • AIUデザインLABの活動について

  • デザイン思考概要について

  • デザイン思考体験ワークショップ

2日目 (11月21日)

  • 1日目の振り返り

  • 各チームプレゼンテーション準備

  • プレゼンテーション

  • 講評

 

春期は約3ヶ月、計5回のワークショップを実施しましたが、今回はデザイン思考方法のインプットからアイデア発表までを2日間で実施しました。

プログラムの冒頭に熊谷嘉隆副学長より、大学におけるAIUデザインLABの位置付け説明と参加者の皆さまへの激励をいただきました。

その後、講師からデザイン思考概要のご紹介と今回の研修テーマや参加にあたっての参加姿勢についてお話しました。



"AIU生の暮らしをアップデートするビジネスアイデアを創造せよ"

今回のテーマは、"AIU生の暮らしをアップデートするビジネスアイデアを創造せよ" テーマはAIU生の困りごとですが、学生も社会人も対等な立場で、協働してワークに取り組むことを基本姿勢として共有しました。隣に座っている人の顔を見ないで、似顔絵を書くという似顔絵ワークやお互いの共通点の言語化ワークやチーム名をつける中で、徐々にチーム内の関係性をほぐしていきました。


チーム名をつけたところで、ワークショップの本番スタート! スタンフォード大学d-schoolのデザイン思考プロセス

  1. 共感

  2. 問題定義

  3. アイデア創造

  4. プロトタイプ

  5. テスト

5つのプロセスを用いて「AIU生の暮らしをアップデートするビジネスアイデア」をチームで創造していきました。


デザイン思考の概要については過去のレポートにまとまっているので、こちらもご参照ください。


1. 共感

生活の困りごと、言い換えると「ベスト オブ めんどくせー!」瞬間をチームでブレインストーミングしていきます。AIU生はうまくいけば、自分の生活の「めんどくせー!」瞬間を解決できるかもしれない。自分ごととして、何を解決していくか?を考えながら、チームで解決していく課題を考えました。


「買い物がめんどくさい。公共交通機関の運行本数が少なく、買い物だけで約8時間もかかる」AIU生ならでは(?)の「めんどくせー」がたくさん出ていました。結果的に、下記の通りチームで取り組む課題が決まっていきました。


・テーマ:あまり仲良くないクラスの子とすれ違った時の愛想笑い (塩むすびチーム)

・テーマ:ミーティングの予定を合わせる (フロム東北チーム)

・テーマ:移動を変える (たけのこの山チーム)

・テーマ:公共交通機関→多すぎるイベント告知 (コキアージュチーム)


テーマを決めた後は、「共感マップ」と呼ばれるフレームワークを使って、「めんどくせー」の渦中にいる人物をより具体的に言語化していきました。






















2. 問題定義

1で想定ターゲットとした人物の状態をより具体的にイメージしながら、その人が抱える問題を明確にしていきます。


我々はどうすれば「(めんどくせー状態)」を「(理想的な感情の状態)」にできるだろうか?と何度も問いかけながら問題を明確にしていきます。























3. アイデア創造

2.で定義した理想的な状態を実現するためのアイデアをとにかくたくさんブレインストーミングしていきます。今回はなんと3回連続のブレインストーミング!脳みそをフル稼働してアイデア出ししていきます。

・ブレインストーミング #1

・突拍子もないアイデア #2

・テンション爆上げのアイデア #3

デザイン思考は発散と収束を何度も繰り返していきます。ブレインストーミングでアイデアを発散した後は、出たアイデアをグループ化して絞っていきました。このプロセスは何度も行き来していいもの。参加者の皆さんもはじめて体験するワークに感心しながら実践していました。



4. プロトタイプ

アイデアを絞った後は、自分たちのアイデアを伝えるポスターを作成しました。

なぜポスター?と思われるかもしれませんが、①1枚のポスターにまとめることで解決アイデアをより具体的にしていく②第三者に見せることでフィードバックをもらう目的があります。


5. テスト

4.で作成したポスターをもとに、他のチームメンバーに向けてアイデアを発表します。「ここはxxにした方が良い」聞いている方はポストイットにフィードバックを書いて発表者に渡しました。AIU生は忙しすぎるということを「詰んでいる」と表現することが多いようで、独特の表現に企業の皆さま、オブザーバーの先生や職員の皆さまもざわついていました。。笑




























1日目のワークショップはここで終了。

朝から始まりハードな1日でしたが、皆さん楽しみながら参加してくださりあっという間の時間でした。1日目のアイデアをブラッシュアップするという宿題が出て、無事にワークショップ1日目は終了しました。



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